TIS、最短2カ月でのDR環境導入が可能な「システム丸ごと災害対策パッケージ」
TIS株式会社は3日、BCP(事業継続計画)ソリューションのディザスタリカバリ(DR)/バックアップのメニューを強化し、DR環境を最短2カ月で構築する「システム丸ごと災害対策パッケージ」を提供すると発表した。
「システム丸ごと災害対策パッケージ」は、仮想サーバー上にデータからシステムまでを丸ごとバックアップし、有事に機能するDR環境を構築するソリューション。仮想サーバー上でのDR環境を実現するサーバーアプライアンス「PlateSpin Forge 500Series」を核として用いる。
具体的には、PlateSpin Forge 500Seriesの初期セットアップ作業を含めたシステム設計/構築と、TISのデータセンターを活用した運用管理までをワンパッケージとして提供。DR環境の構築に必要なものをあらかじめ含んでいるほか、BCPソリューションの提供や仮想化技術の活用で培ってきたTISのノウハウを用いることにより、最短2カ月という短期間での導入を実現したという。
また、システムまで含めて丸ごとバックアップを取得しているため、従来の個別構築と比較してトータルコストを最大50%削減可能。さらに、災害発生時にはDR環境上のバックアップ環境を本番環境として起動し、ワンクリックでサイトを切り替えて、数時間~1日前時点のシステム環境を引き継げることから、有事のシステム停止時間を短縮し、企業の事業継続性を高められるとした。
なお、DR環境はTISのデータセンター(東京・御殿山もしくは大阪・心斎橋)に設置され、運用もアウトソースされるので、ユーザー企業がシステム維持・管理のための要員を確保する必要がないとしている。
価格は、初期費用が1000万円(税別)、月額費用が12万3000円(税別)。