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KDDIが中国でのデータセンター事業を強化~北京に2つ目のセンターを新設、香港でも増床

 KDDI株式会社は6日、中国、香港を含むグレーターチャイナ市場においてデータセンター事業を強化すると発表した。総額約110億円を投資し、TELEHOUSEグローバルスタンダードに準拠した高品質なデータセンター「TELEHOUSE」を北京市内に新設するほか、香港の既設データセンターで増床を行う。サービス提供開始は、いずれも12月の予定。

 KDDIではすでに、グレーターチャイナ市場では北京、上海、香港に計4カ所のデータセンターを展開しているが、今回、さらに北京において総床面積2万5000平方メートルの大規模データセンターを新設する。同センターからは、基本サービスとしてラックコロケーション、ケージコロケーション、オープンコロケーションの各サービスを提供するほか、設備監視や作業代行のオプションサービスも用意する。

 なお開設にあたっては、北京光環新網科技股有限公司(SINNET)と合弁会社「北京亜太中立信息技術有限公司」(テレハウス北京BDA)を設立し、事業運営を行うとした。

 また香港の「TELEHOUSE HONG KONG CCC」では、延床面積を従来の約2.4倍の約2万平方メートルへ増床する。