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KDDI、上海に2つ目のTELEHOUSEデータセンターを開設~11月よりサービスを提供

TELEHOUSE SHANGHAI Jinqiao

 KDDI株式会社は21日、中国上海で2サイト目となるTELEHOUSEデータセンター「TELEHOUSE SHANGHAI Jinqiao(金橋)」を新設したと発表した。総床面積は約5800平方メートルで、中国語、英語、日本語での対応が可能。サービスは11月1日より提供開始する。

 「TELEHOUSE SHANGHAI Jinqiao」は、上海市内の浦東新区金橋エリア内に位置するデータセンター。中国の主要通信事業者である中国通信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)のネットワークが利用でき、コロケーション、クラウド、運用、ネットワーク、システム構築を含めたトータルICTソリューションを、KDDIグループで一括して提供可能という。

 またデータセンターの設備としては、中国での最高レベルという、99.999%の電力供給を保証するほか、TELEHOUSEでは初となるエックス線検査機、顔照合システムといった最新のセキュリティシステムを導入しているため、高い安全性が求められる、金融機関などのニーズにも応えられる。

 なお、上海で豊富なデータセンター運営実績を持つ上海数訊信息技術有限公司社(Shanghai Data Solutions)との合弁会社、「上海亜洋数据信息有限公司」(TELEHOUSE SHANGHAI Co. Ltd)が、このデータセンターを運営するとのこと。

 KDDIは、2013年1月に北京と香港においてTELEHOUSEデータセンターを拡張しており、今回の「TELEHOUSE SHANGHAI Jinqiao」の開設により、中国主要3都市におけるTELEHOUSEデータセンターは6拠点、総床面積は外資系企業で最大級という約7万5000平方メートルに達したとのことだ。

石井 一志