SharePointベースのグループウェア「Cybozu SP Apps 2010」とCTCの位置情報ソリューションが連携
サイボウズ株式会社は16日、日本マイクロソフトのSharePoint Server上で開発されたサイボウズのグループウェア「Cybozu SP Apps 2010」と、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)の位置情報ソリューション「Spatial Insight Plus」が連携し、CTCのSIサービスとして6月14日から提供されると発表した。クラウド型、オンプレミス型の両導入形態に対応する。
今回提供されるサービスは、「Spatial Insight Plus」の地図上に展開される顧客・契約店舗・設備などの情報と、「Cybozu SP Apps 2010」に登録される活動スケジュール・活動進ちょく・活動履歴の情報を、SharePointの業務ポータル上へシームレスに集約表示するもの。これにより、従来のグループウェア機能のみでは実現できなかった、地図上での操作を起点とする情報活用が可能になるという。
サイボウズによれば、正式サービスの開始を前に、多店舗展開している取引先の設備・資産に対して巡回点検、修繕、一斉工事などを行っている株式会社JMが先行導入し、業務の効率化を図っているとのこと。
同社のシステムでは、「Spatial Insight Plus」の地図上で地域を選択すると、選択範囲内に存在する契約店舗が一覧表示され、「Cybozu SP Apps 2010」上に登録されている修繕工事のスケジュール・ちょく・履歴を同一画面内で確認できる。これにより管理マネージャーは、全国の契約店舗に対する活動をふかんした上で修繕工事がどのように進行しているのかを把握できるため、リソース配分の効率化と改善ポイントの早期発見を実現している。一方、巡回担当者にとっても、過去の履歴や今後の予定が把握できることから、迅速な業務遂行が可能になったとのこと
サイボウズとCTCでは、このようなサービス業・流通業での契約店舗の巡回メンテナンス業務に加えて、製造業での納入製品の保守・アフターサービス業務、電力・水道・ガスといった公共インフラ事業における・事業用資産・設備の補修、自治体での防災、環境、地域支援行政業務などに活用できるとしており、製造業・流通業・サービス業を中心とする業種に対して、積極的に展開するとのことだ。