日本IBM、最新Xeonを搭載したx86サーバー製品群~Xeon E5-4600搭載の4ソケットサーバーなど


IBM System x3750 M4

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は15日、インテルの最新Xeonを搭載したx86サーバーの新製品を発表した。ラック型4製品、ブレード型1製品、タワー型1製品などを5月31日より順次出荷開始する。

 今回提供される新製品群は、最新の統合管理モジュール「IMM v2」やサーバー障害の予知機能「PFA(Predictive Failure Analysis)」、80PLUS Platinum認証を取得した高変換効率電源などを装備し、低価格帯でありながら、既存モデルと同等の高い管理性、省電力性能などを提供できるという。

 このうちラック型については、Xeon E5-4600シリーズを搭載し、従来製品よりも集積密度を向上させた2Uサイズの4ソケットサーバー「IBM System x3750 M4」を提供。さらに、Xeon E5-2400シリーズ搭載モデルとしては、最大42TBのHDDを内蔵できる2Uサイズの「IBM System x3630 M4」と、最大12TBのHDDを内蔵可能な1Uサイズの「IBM System x3530 M4」の両2ソケットサーバーを用意した。また、1Uサイズの筐体にXeon E3-1200 V2、Core i3などを搭載できる1ソケットサーバー「IBM System x3250 M4」もラインアップする。

 参考価格は、x3750 M4が64万円(税別)から、x3630 M4が52万円(税別)から、x3530 M4が28万円(税別)から、x3250 M4が14万円(税別)から。


IBM System x3630 M4IBM System x3530 M4
IBM BladeCenter HS23E

 ブレード型では、Xeon E5-2400、Pentium 1400を搭載できるサーバーブレード「IBM BladeCenter HS23E」を、タワー型ではXeon E3-1200 V2、Core i3を搭載可能な1ソケットの「IBM System x3100 M4」を提供する。参考価格は、HS23Eが19万8000円(税別)から、x3100 M4が7万6000円(税別)から。

 このほか、「エキスパート・インテグレーテッド・システム」の構成要素であるIBM Flex Systemについても、Xeon E5-2400、Pentium 1400に対応した「IBM Flex System x220」をラインアップに加え、より安価にFlex Systemを構築できるようにした。Flex System x220の価格は、25万円(税別)から。

 なお日本IBMでは今回、診断サービス「カンタン!IT投資見える化診断」を提供し、複数の既存サーバーを日本IBMのx86サーバーに仮想化統合した場合の数値効果を無償で算出する。このサービスを利用すると、簡単な問診票に必要事項を記入するだけで、仮想化のサーバー統合効果を把握できるとのことで、他社サーバーのユーザーであっても利用できる。


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