NEC、最大約30%の省電力化とファイルサーバー性能向上を達成したNAS「iStorage NSシリーズ」3モデル


 日本電気株式会社(NEC)は21日、主に中堅・中小企業やSOHOを対象としたNAS製品「iStorage NSシリーズ」のラインアップに、Windows Storage Server 2008 R2搭載の3モデルを追加すると発表した。省スペースタワー型「iStorage NS100Tb」、1Uラック型「同 NS300Rb」、2Uラック型「同 NS500Rb」を同日より販売開始する。


iStorage NS300RbiStorage NS500Rb

 「iStorage NSシリーズ」は、中堅・中小企業やSOHOでの利用に適したNAS製品。オフィスでのファイルサーバー用途やバックアップ用途での利用を想定している。今回の新モデルでは、80 PLUS認証取得電源の採用や独自の冷却設計などにより、従来比で最大約30%の省電力化を達成。搭載メモリ量の増量や最新CPUであるPentium G630の採用などにより、ファイルサーバー性能の最大約30%向上も実現した。さらに、3TB SATA HDDモデルがラインアップされたため、内蔵可能なHDDの最大容量が1.5倍に増強されているとのこと。

 また「iStorage NS100Tb」では、防じん目詰まり検出機能をオプションで提供するとともに、一般的な動作環境温度よりも5℃高い、40℃環境での稼働に対応。動作時の音圧レベルについても、ささやき声と同程度の30.9dBを実現している。

 価格例は、500GB SATA HDD×2(RAID 1構成)を搭載した「iStorage NS100Tb」で19万8000円(税別)から。500GB SATA HDD×4(RAID 5構成)を搭載した「iStorage NS300Rb」では39万8000円(税別)から。

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