SCSK、CloudStackを採用したエンタープライズ向けクラウドサービス「USiZE netXCloud」


 SCSK株式会社は19日、主にエンタープライズを対象としたオンデマンド型クラウドサービス「USiZE netXCloud」を発表した。クラウド基盤構築・管理にシトリックスの「CloudStack」を利用しており、容易にクラウド環境の導入を行えるという。販売は1月23日より開始される予定。

 「USiZE netXCloud」は、ITリソースの柔軟な拡張に対応できるオンデマンド型クラウドサービス。サービス基盤にCloudStackを採用することで、構築・設定・測定・実装・運用が統合管理されており、豊富なテンプレートを利用した迅速なサーバー構築を実現するという。

 具体的には、セルフサービスでのアカウント作成や、シングルサインオン、リソースの利用状況をレポートするダッシュボードなどの管理ポータル機能を提供。セルフサービスポータルから、サーバー、ストレージなどのリソースの作成を容易に行えるほか、利用頻度の高いミドルウェア製品を組み込んだ仮想マシンイメージを、テンプレートとして登録できるため、クラウド上でのスムーズなシステム構築をサポートできるとのこと。

 また、データセンターは、安全性の高いSCSKのデータセンター「netXDC」を利用し、オンプレミス接続、データセンター直結のネットワークなど、柔軟なシステム構成が可能。さらに、同社SEによる最適なクラウド環境のコンサルティングサービスも利用できる。

 加えて、CloudStackのみならず、するさまざまなオープンソース技術を活用する予定で、SCSKの子会社であるVA Linux Systems Japanの技術と、同社のストレージ仮想化製品「VAStorage」を採用。今後も、クラウドで活用できるオープンソース技術の導入を推進する予定とした。

 価格は、1仮想サーバーあたり月額6500円からで、2012年に30社での利用を目指す。

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