ウイングアーク、次世代ダッシュボード「MotionBoard」をSalesforce上で提供


 1stホールディングスグループのウイングアークテクノロジーズ株式会社(ウイングアーク)とバリオセキュア・ネットワークス株式会社は13日、情報可視化のためのダッシュボード「MotionBoard」をsalesforce.comのクラウド上で提供する「MotionBoard for Salesforce」を発表した。同グループのパートナー企業を通じて2012年春より発売し、バリオセキュアがサービスを提供する。

 MotionBoardは、さまざまなデータソースを仮想統合し、ビジュアルに一元化するビジネスダッシュボード製品。MotionBoard for Salesforceでは、Salesforce CRMやForce.com、Salesforceプラットフォーム上でMotionBoardを提供するソリューション。Salesforce CRMやForce.com上のアプリケーションデータを横断的に可視化するダッシュボードを簡単な定義で構築でき、Salesforce CRMやForce.com上のアプリケーションからシームレスに利用できる。

 MotionBoardのアラート機能とChatterが連携するのも特長で、Salesforce CRMやForce.com上のデータの変化をリアルタイムにChatterを経由してプッシュ型通知する「Chatterアラート機能」が利用できる。ユーザーは注目すべきデータの変化を逃さず、いち早くビジネスに生かすことが可能だ。

 ダッシュボードは各種モバイルデバイスに対応。オフライン環境でグラフの種類を変更したり、データを絞り込むといった動的なPDFファイルを生成することも可能。ネットワーク環境に左右されずに、必要な情報と必要な場所で分析・活用できるという。

 今後は、ネットワークを介してクラウド環境にあるデータを企業内ネットワークに仮想統合する独自開発のソフト基盤技術「CloudTranspoter」により、クラウド環境とオンプレミス環境を意識せず、あたかも同一のネットワーク環境のデータを分析・集計しているような環境の実現を目指す。

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