日本アバイア、キャンパスエッジ向けのEthernetスイッチ「ERS 4800シリーズ」


 日本アバイア株式会社は12日、キャンパスエッジ向けのボックス型レイヤ3スイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch(ERS) 4800シリーズ」を発表した。IP電話機のプラグアンドプレイ機能やPoE給電機能、省電力機能などを備えており、コラボレーションソリューションの導入を容易にするという。

 ERS 4800シリーズは、音声、ビデオ、データの統合コミュニケーションに最適なネットワークを構築できる、キャンパスエッジ向けのEthernetスイッチ。IP電話機を接続するだけで基本的なネットワーク設定を行えるほか、10Gigabit Ethernet(GbE)に対応するアップリンクポートを備えているので、大容量の動画転送を必要とするコラボレーション機器も容易に導入できる。

 また、夜間など営業時間外のポート接続速度を絞ったり、電力供給を抑えたり、といった省電力機能を搭載。PoE/PoE+に対応するPoE給電機能搭載モデルを用意しており、IP電話機、Webカメラ、無線LANアクセスポイントなどのデバイスへ電力を供給することも可能だ。

 さらにスタック接続に対応し、最大384Gbpsの仮想バックプレーンを構築可能。トラフィックに影響を与えず筐体の交換を行える仮想ホットスワップ機能も備えているので、エッジスイッチの運用を簡素化できるとのこと。

 ラインアップは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24ポートなどを搭載する「Ethernet Routing Switch 4826GTS」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×48ポートなどを搭載する「Ethernet Routing Switch 4850GTS」を用意。また両機種について、PoE対応版が提供される。

 なおERS 4800シリーズは今後、ネットワーク仮想化アーキテクチャ「Avaya Virtual Enterprise Network Architecture(VENA)」にも対応する予定。

関連情報