ジャストシステム、UIを改善した企業向け検索システム「ConceptBase Enterprise Search」新版


 株式会社ジャストシステムは28日、企業向けの検索システム新版「ConceptBase Enterprise Search 2.1」を発表した。新UIの「フォルダーナビゲーター」などを追加しており、2012年1月16日の発売を予定する。価格は200万円(税別)から。

 ConceptBase Enterprise Searchは、日本語解析やビジネス文書解析、業務での文書ノウハウの蓄積が可能な企業内検索エンジン。独自開発の検索方式「NL-Vgram」をベースに、検索漏れとノイズが少ない高い検索精度を実現したほか、「ATOK」や「一太郎」で培った、ユーザビリティの高いインターフェイスが特徴という。

 新版では、ユーザビリティをさらに向上させる「フォルダーナビゲーター」を搭載した。この機能では、ユーザーがアクセスできるフォルダを自動ツリー表示し、検索対象に指定したファイルサーバーの中から、ユーザーがアクセスできるフォルダをツリー表示する。Active Directoryと連携してアクセス権のあるフォルダだけを表示するため、探す場所が明確になるのがメリットで、任意のフォルダを選択するだけで、容易に検索対象を絞り込める。

 また、検索時にヒット文書があるフォルダだけを絞り込んで強調表示する機能を備えているので、目的の文書がどこにあるかを一目で把握できるとのこと。さらに、ヒット文書を属性で絞り込む「スマートフィルタリング」、ヒット文書の中身を参照できる「サムネイル表示」オプションを利用して、より確実な目的情報への到達を支援するとしている。

 加えて今回は、スマートフォン専用のUIも実装された。

 価格は、登録可能文書数の制限がない「ConceptBase Enterprise Search 2.1」が800万円/(税別)サーバー、300万文書までに制限された「同 Workgroup Edition 2.1」が500万円(税別)/サーバー、75万文書までに制限された「同 Basic Edition 2.1」が200万円(税別)/サーバー。

 サーバー側の動作環境は、Windows Server 2008 R2/2003 R2 SP2、Red Hat Enterprise Linux 4 AS/ES Update4以降、Red Hat Enterprise Linux Server 5.1以降など。

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