必要な情報への到達速度を高めた「ConceptBase Enterprise Search 2.0」


 株式会社ジャストシステムは18日、企業内検索システムの新版「ConceptBase Enterprise Search 2.0」を発表した。3月15日より販売する。

 ConceptBase Enterprise Searchは、日本語解析やビジネス文書解析、業務での文書ノウハウの蓄積が可能な企業内検索エンジン。新版では、必要な情報への到達速度を向上する新機能を追加した。

 具体的には、検索キーワードに応じてほかのクエリ候補を自動提示する「サジェスト機能」を搭載。膨大な検索結果が表示された場合も、「関連キーワード」を併せて表示するため、すぐに情報を絞り込める。

 検索結果はグリッド表示され、新搭載の「スマートフィルタリング機能」を使って、作成者やファイルの種類といった属性でフィルタリングすることも可能。オプションの「ConceptBase Enterprise Search サムネイル」を使えば、検索結果をサムネイル表示し、マウスオーバーするだけで拡大して文書を確認できるため、視覚的にも素早い判断が可能という。

 基本性能も向上し、検索対象となるデータ規模をサーバーあたり1TBから3TBに拡大。検索速度についても、バージョン1.3比で最大2倍に向上した。また、「Microsoft Office 2010」と「OpenOffice.org」に対応し、検索できる文書の種類を増やしている。

 このほか、用途に応じた検索画面をGUIから簡単に作成する機能も追加。作成した検索画面ごとにURLを割り当てられるため、業務内容や組織ごとに最適な検索システムを用意できるという。

 サーバーあたりの価格は、登録可能な文書数が75万までで200万円(税別)、300万までで500万円(同)、制限なしで800万円(同)。サムネイルオプションが10万円(同)。

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