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IIJ、Marlin DRMを採用したデジタル著作権管理サービス

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は26日、DRM(Digital Rights Management)サービス「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」を同日より提供開始すると発表した。

 「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」は、デジタルコンテンツの著作権管理技術のオープンスタンダード「Marlin DRM」を採用したDRMサービス。MDC(Marlin Developer Community)の創設メンバーとして、Marlin DRMの技術仕様を策定している米Intertrust Technologiesの「ExpressPlay」を、IIJブランドで再販する。

 また「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」は、日本マイクロソフトのデジタル著作権管理規格「PlayReady」にも対応しており、配給事業者、レンタル事業者、コンテンツオーナーなどのコンテンツ配信・制作事業者は、このサービスを利用することで、DRMシステムの運用や管理を気にすることなく、コンテンツをセキュアに配信できるとした。

 IIJではこのサービス以外にも、クラウド上で大量コンテンツのフォーマット変換を行える「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」など、配信関連のサービスを提供しており、あわせて利用することで、手軽で安全なコンテンツ配信をワンストップで実現するとしている。

 「IIJ DRMサービス/ExpressPlay」の価格は、初期費用が5万円(税別)、月額基本料金が20万トークン(視聴ライセンスの発行数)を含めて12万円(税別)から。追加トークン費用は0.6円(税別)/1トークンとなる。またSDK利用料金は1円(税別)/1トークン、オプションのPlayReady初期費用が10万円(税別)。

石井 一志