スパコン「京」がTOP500を連覇、10.51ペタFLOPSを記録


 独立行政法人理化学研究所(理研)と富士通株式会社は14日、米国時間11月14日に公開された第38回TOP500リストにおいて、京速コンピュータ「京(けい)」が、第38回TOP500リストで1位を獲得したと発表した。6月に公開された第37回に引き続いての1位となる。

 今回、TOP500リストに登録された「京」のシステムは、864筐体(CPU数8万8128個)の構成で、LINPACK性能は10.51ペタFLOPS(フロップス)、実行効率は93.2%。前回のTOP500で1位を獲得した際は、まだ開発途中の段階だったが、一部を稼働させた672筐体(CPU6万8544個)の構成で、8.162ペタFLOPS(実行効率93%)だった。

 なお、2位は天河1A号(中国)の2.566ペタFLOPS、3位はJaguar(米国)の1.759ペタFLOPSで、順位、LINPACK性能ともに前回から変更はない。


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