日本オラクル、中小企業向けのデータベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」


Oracle Database Appliance

 日本オラクル株式会社は14日、データベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」の国内提供を同日より開始すると発表した。中小企業や大企業の部門向けとして提供され、4TBまでのOLTPデータベースやデータウェアハウス(DWH)用データベースを統合するのに最適という。

 「Oracle Database Appliance」は、Oracle Database 11g R2およびOracle RAC(Real Application Clusters)を稼働させるアプライアンスサーバーで、ハードウェアはOracle Linuxをプリインストールしたx86サーバー「Sun Fire」を2ノード利用。すべてのコンポーネントが冗長化され、可用性を確保している。

 CPUは全部で24コアを搭載するが、ライセンスによって使用を制限することが可能で、最小2コアからの段階的な拡張を行える点も特徴。Oracle Databaseおよび関連するソフトを、事業や企業の成長に伴って柔軟に拡張していけるため、ハードウェアをアップグレードせずに、必要に応じてソフトへの投資を変更可能とした。

 さらにデータベースの導入と管理を支援するツール「Oracle Appliance Manager」を搭載し、データベースサーバーのプロビジョニング、パッチ適用、診断を簡素化。このアプライアンス専用に設計・テストされたパッチを使用し、ファームウェアとソフトすべてに対して1回の操作でパッチを適用できることから、システム管理が簡素化されているとのこと。

 価格は、ハードウェア構成のみで571万円から。

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(石井 一志)
2011/11/14 11:48