ウイングアーク、グローバル対応などを強化した帳票基盤ソリューション「SVF」新版


 ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は、帳票基盤ソリューション「SuperVisual Formade(SVF)」および帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise(RDE)」の新版「Ver9.1」を、11月11日より販売開始する。

 新版では、海外での運用環境への対応が強化された。具体的には、PDF出力形式の国際規格対応「PDF/A」に対応したほか、グローバル市場で実績の高い米Zebra Technologiesのプリンタ言語「ZPL」と、「EMFPLUS」「CSV」形式が、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、チェコ語、タイ語出力をサポートしている。

 また、グローバルプラットフォーム対応および操作画面の英語・中国語対応を拡充。さらに、システム連携専用の帳票ソフトウェアパッケージ「SVF Connect SUITE Standard」に含まれる連携モジュール「Universal Connect/X」において、英語OSへの対応と、操作画面の英語化が行われた。このほか、「RDE」の操作画面が簡体字で利用可能にになった。

 セキュリティ面では、SVFサーバーのプロトコルとしてSSLを使用できるようにしたのに加え、「Universal Connect/X Mail Edition」では、SMTP-AUTH対応メール送信時にSMTP認証と暗号化接続が行えるようになっている。

 また、開発効率や運用性能の向上に関する機能も強化され、例えば「RDE」では、仮想的なプリンタグループを設定しておき、印刷指示を出すと、グループに登録されているプリンタの中から出力条件に最適なものを選んで出力する機能などが追加された。

 価格例は、SVF製品群の帳票出力ツールの主力製品である「SVF for PDF Ver9.1」が80万円(税別)から、「RDE」は300万円(税別)から。

関連情報
(石井 一志)
2011/11/11 17:29