日立ソリューションズ、SAP BusinessObjects BI 4.0対応のマイグレーションサービス


 株式会社日立ソリューションズは28日、SAPジャパンの総合BI製品「SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0」(以下、SAP BusinessObjects BI)に対応した「SAP BusinessObjectsマイグレーションサービス」を発表した。11月1日より提供を開始する。

 「SAP BusinessObjectsマイグレーションサービス」は、SAP BusinessObjects BIを安全確実にアップグレードしたいという要望に応え、バージョンアップ時に必要となるSAP BusinessObjects BIデータの移行作業を実施するサービス。SAP BusinessObjects BIのクライアントとバックエンドの環境、および現在使用している分析レポートや定型帳票といったドキュメント類、セキュリティ情報などの移行を支援する。

 新環境は、仮想化やクラウドに対応するため、サーバー台数や運用コストを削減できるほか、インメモリデータベースへの対応により、分析時間の高速化を実現する。また、スマートフォンなどのモバイル機器をサポートすることで、利便性を向上。さらに、グローバル利用を意識した合計22言語への対応、統合メタデータ管理を用いた社内データの流れの一元管理と可視化、複数のデータベースを接続し、分析結果を1つの画面で確認できるシングルビューといった機能も提供するので、グローバル経営情報の共有、可視化が今まで以上に容易になるという。

 なお日立ソリューションズは、新規でBIシステムを検討している企業をはじめ、さらなる効率化を希望するBI導入済みの企業などに向け、導入支援から、システム構築、運用・保守に至るまで、ワンストップでサービスを提供する考え。運用・保守では、自社内に設置されている「SAP BusinessObjectsサポートセンター」を通じ、きめ細やかなサービスを提供するとしている。

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