IIJ、コロケーションのニーズに応える「三鷹データセンター」を開設


 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は16日、東京都内に「三鷹データセンター」を開設し、10月1日より運用開始すると発表した。渋谷、練馬などに続く、都内で7カ所目のデータセンターになるという。

 IIJでは、クラウドサービス「IIJ GIO」を推進しているが、同サービスのユーザー企業から、「IIJ GIO」で提供されるサーバーとユーザー企業のネットワークを接続する場合などに、機器を収納する専用の個別ラックを利用したい、といったニーズがあるという。今回の三鷹データセンター開設は、そうした声に応えるのが目的で、「IIJ GIO」のユーザー企業向けに、個別ラックとインターネット接続回線を提供する。

 また三鷹データセンターは、従来のビル型データセンターと比べて、ラック当たりの電気容量を増やしており、1ラックに約2倍のサーバーを搭載できるとのこと。

 なおIIJでは、「IIJ GIO」のサービス設備として、外気冷却を用いたコンテナ型データセンター「松江データセンターパーク」を開設している。一方で、バックアップサイトや災害時でも停電のない安定した環境を求めるコロケーションのニーズも高まっており、このニーズに対応する目的で、首都圏や関西地方を中心に、ビル型データセンターを展開中。この両方をあわせて展開することにより、ユーザー企業に対して最適なサービスを提供していくとしている。

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