ノックス、VMwareに最適化されたプライマリ向けNAS「Tintri VMstore T445」を9月より販売
Tintri VMstore T445 |
ノックス株式会社は26日、VMwareでの利用に適した米Tintriのプライマリ向けNAS製品「Tintri VMstore T445」の独占販売権を取得したと発表した。9月より販売を開始する。
サーバーの仮想化と統合が進む中で、環境によってはストレージへのアクセスがボトルネックとなり、性能の低下を招いてしまっている。「Tintri VMstore T445」は、これを解決するためのストレージで、SSD/SATA HDDの併用、VMwareとAPI連携を持つ専用ファイルシステムにより、VMware環境で高い性能を発揮できるという。
具体的には、LUNを排した独自のVMware専用ファイルシステムを搭載し、1ノード=1データストア設計とすることにより、各アプリケーションを可視化。個別に優先順位をつけた運用・管理を行うことができる。
ハードウェアは、4Uラックサイズの筐体に、1.4TBのSSD(160GB×9)と実効8.5TB(RAID 6)を搭載し、I/O処理を93%以上のヒット率でSSDへ振り分けるので、ディスクへのアクセス遅延を最小限にとどめているとのこと。また、インラインでの重複排除と圧縮の機能も備えているため、SSDの使用効率を高めている。
さらに、15分程度で設定を完了できるシンプルさも特徴で、拡張についても、I/Oデータ量の増大に合わせ、1台ずつサーバーを追加するイメージで、容易に拡張していけるとしている。
なお、この製品を開発したTintriは、VMwareの元エンジニアリング担当EVPを中心に、NetApp、Data Domainなどに在籍したメンバーによって、2008年に設立されたベンチャー企業とのことだ。
2011/7/26 12:38