富士通エフサス、デスクトップ仮想化サービスを提供


 株式会社富士通エフサスは20日、「デスクトップ仮想化サービス」の提供を開始した。

 顧客のデスクトップ環境をサーバー側で仮想化し、さまざまな端末からいつでも・どこでも利用できる仮想デスクトップ環境を実現するサービス。同社がこれまで個別案件として対応してきた導入・移行実績や、2007年度から実施してきた社内実践などのノウハウを生かし、顧客の要件にあったデスクトップ仮想化を提供するという。

 デスクトップ仮想化の方式としては、コストパフォーマンスに優れるSBC(Server Based Computing)方式と、利用者ごとの環境のカスタマイズ性が高く、既存環境からの移行性にも優れる仮想PC方式に対応。短納期の導入パターンも用意し、迅速なシステム環境の立ち上げも可能としている。

 仮想化は、VMware、Citrix、Microsoftの技術をケースバイケースで活用。いずれの認定資格についても多数の有資格者が在籍しており、特にVMwareのVCPについては275名で「国内トップクラス」とアピールしている。

 ユーザー環境としては、従来のPCやシンクライアント端末に加え、スマートフォンやタブレットPCからの利用にも、コンプライアンスに適合する形で対応。端末の種類を選ばずにどこからでも業務が行えるという。

 サポート面では、全国約160カ所のサービス拠点と約5500人のサービスエンジニアからなるサポート体制を整備している。

 価格は、SBC方式(100クライアント)の場合、システム設計・構築費が490万円から、運用費が30万円/月から。仮想PC方式の場合、個別見積もり。

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(川島 弘之)
2011/7/20 17:38