北海道大学で構築中の大規模学術クラウドにXenServerを採用


 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は13日、北海道大学情報基盤センターが11月より運用開始を予定する「北海道大学アカデミッククラウド」において、「Citrix XenServer」が採用されたと発表した。

 北海道大学アカデミッククラウドは、学内の部局・研究所・プロジェクトに必要なシステムを迅速に構築して各種サービスを提供するとともに、日本国内の大学・研究機関の研究者向け情報環境として、学外からも利用できる学術クラウドシステム。

 Citrix XenServerの導入により、2000以上の仮想サーバーをクラウドシステム内に構築でき、学内に散在するアプリケーションサーバー、Webサーバーを集約するほか、オンラインストレージ、ホスティング、並列クラスタシステム、コンテンツマネジメント、ブログなどのさまざまなサービスを提供するという。

 ハードウェアは、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony BS2000」を採用し、40TFLOPSを超える論理演算性能を実現するとともに、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」により、500TBの大容量ストレージを実現した。

 一方でITリソースの一元管理などで運用コストを大幅に削減し、消費電力も従来システム比で1/5~1/10に抑えたとしている。

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