ぷらっとホーム、“らくちん”導入が可能なネットワークアプライアンス

クラスタによる冗長化にも対応、DHCP、DNS、NTP、Syslog機能などを搭載


EasyBlocks
管理用GUI

 ぷらっとホーム株式会社は6日、超小型ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」を発表した。DHCP、DNS、NTP、Syslog、Proxy、管理監視といったネットワークのコア機能を提供できるほか、複数台のEasyBlocksを用いることにより、Active-Activeの冗長化を実現できるのが特徴という。価格は9万8000円から。

 EasyBlocksは、ネットワークのコア機能をかんたんに導入できるアプライアンスサーバー。独立したノードによるシンプルな運用に加え、複数台のEasyBlocks(3台以上を推奨)によってクラスタを構成し、Active-Activeの冗長化を実現することもできる。

 クラスタ構成時は、1台のノードに障害が起こった場合、別のActiveなノードへフェイルオーバーして運用を継続でき、しかも、稼働するすべてのノード、すべてのサービスを1つの管理GUIから一元管理可能。クラスタの構成も、ノードを同じネットワークに接続するだけのかんたん設置

また、アプリケーションが更新された場合は自動で通知され、この管理GUIから一括バージョンアップすることも可能で、管理者の負荷軽減を強力に支援するという。

 ハードウェアは、手のひらサイズの超小型Linuxサーバー「OpenBlocks 600」をベースにしており、HDDやファンといった可動部を廃した、高い信頼性・可用性を継承。消費電力も8Wと低く、省エネにも貢献できるとしている。

 なおぷらっとホームでは、主に中小企業や、大企業の拠点など、専任の管理者がいない環境に向くとしており、こうした環境に向けて拡販を進める考え。

 ラインアップとしては、DHCP、DNS、NTP、DHCP+DNSなど、利用可能な機能ごとにアプライアンスとして提供するほか、スタンドケース、あるいはラックマウントケースをセットにした2ノードセット、3ノードセットも提供する。

 価格は1ノードあたり9万8000円で、スタンドケースセットの場合、2ノードセットは19万8480円、3ノードセットは29万6480円。1Uラックマウント型ケースとのセットは、2ノードセットが21万5800円、3ノードセットが31万3800円。

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