システム統合監視ツール「OpManager」新版、VMware監視に対応
VMware監視画面 |
ゾーホージャパン株式会社は23日、ネットワーク・システム・アプリケーションの統合監視ツール「ManageEngine OpManager(以下、OpManager)」の機能を強化した「リリース8.8」の出荷を開始した。
OpManagerは、「ネットワーク監視」「サーバー監視」「アプリケーションとサービス監視」「URL監視」「障害管理」「性能管理」機能を備えた統合監視ツール。さまざまな装置のインターフェイス、ポート、サービス、リンクの状態を表示するマップ機能、豊富なグラフやレポート機能などにより、マルチベンダで構成される複雑な企業内ネットワークの監視を一元化する。インストールや初期設定、操作が容易で、すぐに利用開始できるのが特長という。
リリース8.8では、仮想環境(VMware ESX)監視機能を強化。VMware APIを使用した監視機能により、VMware ESXサーバーやゲストOSを含む仮想環境と物理環境を一元監視する。ESX 3.5/3.5i/4.x/4.xiに対応し、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークなどのリソース監視やしきい値の二重設定が可能。監視画面も一新されており、一覧表示やアラーム、レポートなど、よりグラフィカルで分かりやすくなったとする。
また、ネットワークのトポロジーマップ自動作成機能を追加。ネットワーク上の装置を検出後、放射状ツリー型、ノードリンク型、風船ツリー型などのレイアウトで、ルーターやスイッチ間の接続をマッピングした、レイヤ2/3のネットワークトポロジーマップを自動作成する。障害児も各装置のステータスが自動更新されるため、維持管理の手間が削減できるという。
このほか、装置テンプレートのコピー、インターフェイス監視、SNMPトラップ処理、ダウンタイムスケジューラー、ダッシュボードへの組み込みウィジェット、監視項目のしきい値条件の設定、フェイルオーバーでのメール通知など数多くの機能を強化している。
価格は、50デバイスライセンスが年間サブスクリプションライセンスが6万8000円から。VMware監視機能(オプション)ライセンスが10ホストまでで10万2000円から。