NTTコムウェア、クラウド型「事業継続/節電ソリューション」を順次提供


 NTTコムウェアは24日、クラウドサービス「SmartCloud」で、BCP(事業継続計画)/BCM(事業継続管理)、節電を支援する「事業継続/節電ソリューション」を順次拡充すると発表した。まず、セキュアな在宅勤務を短期間で実現する仮想デスクトップサービス「SmartCloudデスクトップ(ベーシック)」、および端末管理ソフトの新版「AdminITy(アドミニティ) Ver.5.0」を25日より提供する。

 今回の新サービスは、オフィスと同じデスクトップ環境を自宅で実現する仮想デスクトップや、自宅PCを活用したリモートアクセスなど、社内同等のセキュアな在宅勤務を実現するもの。

在宅勤務を実現するサービス概念図

 SmartCloudデスクトップ(ベーシック)は、企業の部門単位に仮想デスクトップ環境を最短5営業日で導入できるサービスで、自宅PCやスマートフォンなどさまざまな端末からいつでもアクセスできる。最大同時50アクセスで利用できるため、端末を共用することでユーザー数に縛られず利用可能という。

 価格は基本サービスを50名で利用した場合、月額約3000円/ユーザーから。

 なお、従来より「SmartCloudデスクトップ」の名称で提供した同サービスだが、グループ内約5600名のOA・開発環境に導入済みで、その実績を基にサービス提供するという。また「SmartCloudデスクトップ」は「同(アドバンス)」に名称を変え、大規模向けに位置づけることで新サービスとすみ分けるという。

 AdminITyは、IT資産管理を徹底しセキュリティを強化する端末管理ソフト。新版では、USBデバイス制御機能の追加、対応OSの拡充(英語・中国語OSや、Windows 7をはじめ64ビットOS)を図った。またソフト資産管理機能も強化し、ライセンス証書・インストール媒体などを含めた「ソフトウェア構成品目管理機能」、インストールCD/DVDの貸し出しを管理できる「インストール媒体貸出管理機能」、ユーザーライセンスを管理できる「ユーザー別ライセンス管理レポート機能」を追加した。

 NTTコムウェアではこのほか、データセンター移転、バックアップサイト、マルチサイト、遠隔地データ保管、安否情報管理、情報コミュニケーション、臨時オフィス立ち上げ、省電力オフィス立ち上げなど、事業継続を支援するソリューションとしてトータルに提案する方針。

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