NTTデータ、直流給電サーバーを用いたシステム基盤構築サービス


 株式会社NTTデータ、NTTデータ先端技術株式会社、NTTデータカスタマサービス株式会社の3社は11日、自社開発の「PRORIZE DCサーバ」を用いたシステム基盤構築・運用サービスを9月より提供すると発表した。

 NTTデータとNTTデータカスタマサービスが共同開発した「PRORIZE DCサーバ」でシステム基盤を構築するサービス。「PRORIZE DCサーバ」は1U2ノードの省スペースサーバーで、NTTデータ先端技術の「DC12V SERVER RACK SYSTEM」を組み合わせることで、直流給電方式に対応する。AC/DC変換に伴う電力損失を抑え、従来の交流給電方式に比べて10%以上電力を抑えられるという。

PRORIZE DCサーバ

 また、ソフト・ハードのシステム全体で一貫した長期保守の要望が増えていることから、システム基盤構築ソリューション「PRORIZE」の提供範囲をハードウェア領域にも拡大。「PRORIZE DCサーバ」も範ちゅうに加えるとともに、ソフトウェアにオープンソースソフト(OSS)を用いてシステムを構築することで、システム全体に対する10年間の長期保守を実現する。

 現状、「PRORIZE DCサーバ」は試作器の段階。今後、NTTデータ社内、およびグループ内の主要システムに試行導入し、9月からの本格サービス展開を目指す。

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