メール暗号化サービス「Zenlok」でGoogle AppsとSSOを実現、無償提供も
Zenlok株式会社は29日、メール暗号化サービス「Zenlok」の機能強化を発表。Google AppsアカウントでZenlokサービスにログインできるシングルサインオン(SSO)機能を追加した。
Zenlokは、S/MIME&OpenSSLによりメールを自動で暗号化するサービス。プライベートキーのやり取りはバックグラウンドで自動的に行われ、Zenlokユーザー以外にも送信できる手軽さが特徴。
従来、Zenlokを利用するためには、Zenlok専用のログイン情報が必要だったが、Google Appsのログイン情報のみで、すぐにZenlokが利用可能となった。Zenlokへの新規登録はGoogle Appsのログイン情報だけで完了し、Google Appsにログイン中であれば、受信した暗号化メールのURLをクリックするだけで自動的に復号できるため、都度Zenlokにログインして暗号化メールを開封する手間が省ける。
サービスラインアップには、有償版の「Zenlok for Google Apps」(月額315円)、無料版の「Zenlokベーシック」など。両方ともGoogle AppsとのSSO機能が利用できる。このほか、メールクライアントを問わない「Zenlokプレミアム」(月額315円)も用意されている。各サービス仕様は以下の通り。
サービスラインアップと仕様 |
なお、震災後の22日には災害支援として、有償版「Zenlok for Google Apps」の無償提供を開始している。申し込み期限は7月30日までで、利用開始から1年間無償で利用できる。なお、震災支援の無償提供版では、メール送信容量制限が25MBから100MBに拡張されている。
「Zenlok for Google Apps」無償提供中の仕様 |
2011/3/29 13:46