CSK、ハイブリッドクラウド活用のコンテンツ配信システムをジー・モードに提供

第1弾として対戦テトリスに利用中


 株式会社CSKは31日、パブリッククラウドサービス「Amazon Web Services」とプライベートクラウドを活用した、ハイブリッドクラウド環境によるコンテンツ配信システムを、株式会社ジー・モード(以下、Gモード)に対して提供したと発表した。Gモードではこのコンテンツ配信システムを、SNS版オンラインゲーム「TETRIS LEAGUE(テトリスリーグ)」に採用し、2010年12月より運用を開始している。

 Gモードでは従来、トラフィック量のピーク時にあわせてITリソースを用意しておく必要があったが、パブリッククラウドの活用によって柔軟に対応できるようになった点がメリット。また、現在、2億対戦を突破しているテトリスリーグは、2011年度内に10億対戦までの拡張を目標としており、将来に備えた柔軟な拡張性も求められており、その点でもクラウドの活用は効果的だという。

 今回のコンテンツ配信システムでは、Amazon Web Servicesと、ハイブリッドクラウド環境を実現するCSKのクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」を利用することで、こうした要件を満たしたとのこと。具体的には、柔軟なITリソースを確保できるパブリッククラウドならではの特長を生かしつつ、トラフィック量の変動にあわせたAmazon Web Servicesの制御を、PrimeCloud Controllerから簡単な操作によって行うことで、無駄なITリソースを排除し、約4割の運用コストを削減できたとしている。

関連情報
(石井 一志)
2011/1/31 16:16