三井住友銀行にプライベートクラウド型ストレージ環境、日立が構築


 株式会社日立製作所(以下、日立)は24日、株式会社三井住友銀行にプライベートクラウド型のストレージサービスを提供すると発表した。

 同行の東日本・西日本の2カ所のデータセンター内にハイエンドディスクアレイ「Hitachi Universal Storage Platform V(以下、Hitachi USP V)」を用いた共通ストレージ基盤環境を構築。維持・運用・管理サービスを含め、業務サーバーに割り当てたストレージ容量に応じた月額従量課金で提供する。

 これにより三井住友銀行は、行内にデータを置きながら、ストレージの維持・運用・管理業務を自ら行うことなく、柔軟なシステム利用環境を実現。従量課金制により初期導入コストを削減できるほか、ストレージ装置の調達手続きや導入作業も不要となるため、データ容量の増加ニーズにより迅速に対応可能となる。

 また、Hitachi USP Vは完全二重化構造なので、共通ストレージ基盤環境への新規サーバー接続、障害時保守対応、制御ソフト更新による品質向上などの各種作業において「無停止」を実現。維持・運用・管理もサービスの中に含まれるため、ストレージの増強や機器更改のためのデータ移行作業も、追加費用なしで行えるという。

 日立は、同社クラウドソリューション「Harmonius Cloud」をグループ一丸で推進中。今回の三井住友銀行に対するサービス提供ノウハウを活用し、今後もプライベートクラウドのソリューションメニューを拡充するとしている。

サービス提供イメージ
関連情報