アプレッソ、Salesforce向けEAIアダプタの機能を強化－BulkAPIなどに対応

　株式会社アプレッソは10日、Salesforce.comのアプリケーションと他システムとのデータ連携を行うEAIツール「DataSpider Salesforceアダプタ」において、WebService API 18.0やSalesforce Bulk API対応を追加した機能強化版を提供すると発表した。

　今回の機能強化では、CSV/XML形式のファイルを添付し、サーバー側でファイルをロードして非同期にデータ更新を行う「BulkAPI」をサポート。大量のデータを更新する場合の更新頻度を上げられるようになり、実行効率が向上したという。

　また、Salesforce内のデータにアクセスするためのクエリ言語「Relationship-Query」を用いたデータ読み取り機能を追加。関連するレコードを一度に取得可能なため、ユーザーは複数テーブルにまたがるリレーション関係を持ったデータの取得を一度に行えるようになった。クエリを複数回発行しなくても簡単に呼び出せることから、連携の実装工数削減が期待できる。

　加えて、Force.comに対する更新結果を行単位で詳細に取得できる機能を追加。さらに、例外発生時のエラー情報がコンポーネント変数で取得可能になり、更新結果やエラー情報によって、さまざまなハンドリングを考慮した処理を、ユーザーが構築できるようになっている。

　価格は90万円（税別）で、DataSpider Servista 2.4.5以降に対応する。