ネットワールド、Visual Studio 2010との連携が可能なWindows用インストーラ開発ツール新版
株式会社ネットワールドは1日、Windows用インストーラ開発ツールの新版「InstallShield 2011 日本語版」を発表した。9月15日の出荷開始を予定している。
InstallShieldは、シンプルなインターフェイスでWindows向けのインストーラを開発できるソフトウェア。上位版「Premier Edition」、標準版「Professional Edition」、エントリー版の「Express Edition」の3種類が用意されている。
新版では、Visual Studio 2010、および.NET 4との連携機能を提供するほか、Microsoft Team Foundation Serverへの統合機能が追加された。また、上位2製品では、InstallScriptプロジェクトでUnicodeをサポートし、ランタイム文字列、レジストリエントリ、ダイアログボックスなどで複数言語が扱えるようになっている。
さらに、64ビットアプリケーションインストーラ作成機能の強化、オートコンプリート機能が追加されたスクリプトエディタなどを提供するほか、従来はPremier Editionにのみ提供されていたスタンドアロンビルドモジュールが、Professional Editionでも提供されるよう、構成が変更された。
また、従来同様「仮想化パック」オプションを利用すると、アプリケーション仮想化機能「Microsoft App-V」に対応した仮想化パッケージの作成が可能。この機能においては、64ビットのインストーラを64ビットのApp-Vパッケージへ変換する機能も新たに追加されている。
価格はオープンプライスだが、ネットワールドオンラインショップの場合、Premier Editionが75万6000円、Professional Editionが37万8000円、Express Editionが11万3400円。このほか、従来版からのアップグレード版も用意されている。