KCCS、クラウドのライフサイクル管理にも対応した「GreenOffice LCM」


 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は26日、IT資産のライフサイクルをトータルに管理するサービス「GreenOffice LCM」を発表した。10月より提供する。

 GreenOffice LCMは、ITILに準拠したプロセス(戦略、設計、移行、運用、継続的改善)により、高品質な運用をサポートする。顧客の事業環境やニーズの変化に伴う運用の変更に対しても、業務視点に立った提案を行い、柔軟に運用を継続するのが特長。

 運用をいかに効率的にするかという課題に対して、仮想化によるITインフラ構築やMVNOベースのモバイル通信サービス、導入後のヘルプデスクなどさまざまなソリューションを提供してきたKCCSだが、さらに運用の複雑化を招きかねないクラウドなどにも対応するため、新たに24時間365日対応のセンターを開設し、従来のサービスを拡張して提供する。

 PC、シンクライアント、ネットワーク、ITインフラ、アプリケーション、クラウドに対応する多彩なサービスメニューをそろえ、かつマルチベンダーに対応。ベンダーニュートラルな立場で、複数のサービスやプロダクトを比較・評価した上で、費用対効果など顧客に適した製品・環境を調達する。顧客は複数ベンダー間の契約をKCCSに委託し、すべての保守、請求業務を一元化できるため、運用負荷の軽減が可能となる。

 KCCSでは、初年度10億円の販売をめざす。

サービス概要
PC LCMパソコンやタブレット型情報端末、スマートフォンなどのクライアント端末の選定・調達にはじまり、セキュリティ対策、ライセンス管理、問い合わせ対応、リプレースなど一貫してサポート
シンクライアントLCMサーバ、ネットワーク、アプリケーションを含めたシンクライアント環境の設計、構築や導入教育、利用申請受付、問い合わせ対応など一貫してサポートする
ネットワークLCMリモートアクセス環境の企画、提案、設計、構築にはじまり、エンドユーザからの利用申請受付や通信機器の手配、管理や問い合わせ対応など一貫してサポートする
ITインフラLCMリモート監視により、お客様のオフィス内やデータセンターに導入するサーバやネットワーク機器の運用・保守を実施。また、運用情報や契約情報から、障害を未然に防ぐ対策やリプレースを提案する
アプリケーションLCMアプリケーションソフトの企画、提案、設計、開発にはじまり、アプリケーションの運用・保守やセキュリティ対策、改善提案など一貫してサポートする
クラウドLCMアセスメント、導入後のサービスレベル管理、効果測定において、クラウドコンピューティングの効果的な活用方法をサポートする

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