京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は2月19日、SaaS型ID管理サービス「GreenOffice Directory On Demand」を発表した。2009年春より提供を開始する予定。
GreenOffice Directoryは、さまざまな情報システムへ、適切なアクセス権限付与と監査を行えるID管理システムで、これまではパッケージ版で提供され、10万IDを超える導入実績を持つ。今回発表されたGreenOffice Directory On Demandでは、パッケージ版の機能をそのままに、KCCSのデータセンター「D@TA Center」を通じて、SaaS型で提供する。
SaaS型であるため、ユーザーごとの初期構築・開発が不要な特徴を持ち、短期間での本稼働を実現可能。標準規格の採用や専用アダプタの提供などによって、社内の既存ITシステムやほかのSaaSにも対応する。また、ハード/ソフト、運用管理レポート相当分を月額基本使用料とし、プロビジョニングしたID数に応じて従量課金する価格体系によって、リーズナブルな料金で利用できるという。さらに、導入時の要件定義・運用設計、ID管理の作業代行、運用アウトソーシングなどもオプションサービスとして用意している。
予定価格は、初期費用が60万円から、基本料金が12万円/月から、従量課金部分が1プロビジョニングあたり100円から。KCCSでは、年間2億円の売り上げを見込んでいる。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/090219.html
( 石井 一志 )
2009/02/19 18:21
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