センドメール、仮想アプライアンスとコンサルをセットにしたクラウド事業者向けメールソリューション
センドメール株式会社は12日、クラウド事業者向けのメールソリューション「クラウドメール・インフラストラクチャ」を、同日より提供開始すると発表した。同社では、通信事業者やASP事業者向けサービスを長年にわたって提供しており、その実績・ノウハウを生かしてソリューション化したという。価格はオープン。
「クラウドメール・インフラストラクチャ」は、セキュリティ対策製品とコンサルティングサービスをセットにして、クラウド事業者に向け提供するソリューション。総務省の通信事業者向け迷惑メール対策ガイドラインに準拠したコンサルティング、既存のメールシステムからクラウド環境への移行に関するコンサルティングと、迷惑メール(スパム)対策、ウイルス対策などのセキュリティ機能やメール配送エンジン(MTA)機能を備えた仮想アプライアンス「Sentrion MPV」を組み合わせている。
さらに、短期間でメール環境を容易に利用可能にできるクラウドサービスでは、迷惑メール送信者(スパマー)が大量にメールを配信し、すぐに解約して別のプロバイダーに移るといった「打ち逃げ」に利用される危険性がある。このソリューションでは、これを防ぐために、送信ドメイン認証、25番ポートブロック(OP25B)による迷惑メール対策に必要な設定ファイル、テンプレートを組み合わせて提供する。
また、Sentrion MPVのGUIについては、クラウド事業者用、エンドユーザーの管理者用、エンドユーザーのアカウント用に、それぞれ使いやすいGUIを用意。今後はシングルサインオンにも対応する予定としている。