グリーン・グリッド、データセンター省エネ活動のアワードを創設
グリーン・グリッドは24日、日本国内のデータセンターを対象としたエネルギー効率の向上に取り組む団体・企業を評価・表彰する「グリーン・グリッド データセンター・アワード」を創設すると発表した。
対象は、日本国内にデータセンターを設置し、自社で、もしくは事業展開として、2007年9月1日以前からデータセンターを実務運用している団体・企業。PUE(Power Usage Effectiveness:電力使用効率)やDCiE(Data Center infrastructure Efficiency:データセンター施設の電力効率)といったエネルギー効率の絶対値ではなく、エネルギー効率化に対する取り組みや指標改善の継続性など、活動を主眼に評価する。
具体的には、1)改善対象となる課題の特定・分析、2)継続的な改善施策の取りまとめ、およびその実行、3)目標の制定、および何らかのソリューションや運用手法の実行、4)データセンター全体環境における指標値の継続改善活動の実行、5)他組織や団体へのベストプラクティス展開、などが評価基準となる。
選考は、グリーン・グリッド、グリーンIT推進協議会、日本データセンター協会、英国DatacenetrDynamicsで構成される同アワード実行委員会が行う。
応募期間は2010年7月1日~9月17日。エネルギー効率の改善活動を、応募時点で最低6カ月以上実施している必要がある。選考結果は、10月18日に開催される「DatacenterDynamics Tokyo 2010 Conference&Expo」で発表される。