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デルとEMCジャパン、マイクロソフト環境のサポートを拡張・強化するHCI製品のアップデートを発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社は17日、マイクロソフト環境のサポートを拡張・強化する「Dell EMC XCシリーズ」「Dell EMC Cloud for Microsoft Azure Stack」「Dell EMC Ready Bundle for Microsoft SQL Server」のアップデートを発表した。

 HCIアプライアンス製品のDell EMC XCシリーズでは、「Dell EMC Data Protection」およびWindows Server 2016との統合性を強化。データ保護管理コンソールの「XCシリーズData Protection Management Console」により、XCシリーズ環境全体を通じたデータ保護と自動化を統合して簡素化する。

 管理コンソールにより、XCシリーズクラスタで稼働している「Dell EMC Avamar Virtual Edition」による完全なデータ保護、「Dell EMC Data Domain」へのバックアップ、VirtustreamおよびMicrosoft Azureへのクラウドへのデータ階層化が可能になる。これにより、管理者は1つのターンキーソリューションで、複数のXCシリーズクラスタのバックアップを迅速かつ簡単に監視・管理できる。

 また、Dell EMCでは、MicrosoftよりAzureクラウドソリューションプロバイダー(CSP)ダイレクト/インダイレクトパートナーモデルを通して、Microsoft Azureを全世界で提供する認定を取得したことを発表した。このパートナー認定により、Dell EMCはAzureサービスとソリューションを含む総合的なエンドツーエンドのAzure Stackハイブリッドクラウドソリューションを、全世界の顧客とチャネルパートナーの両方に提供するというメリットを活用できるようになったとしている。

 さらに、Dell EMCでは、第14世代の「Dell EMC PowerEdge」を、「Dell EMC Ready Bundle for Microsoft SQL Server」および「Dell EMC Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodes」のサポートに追加。Ready Bundle for Microsoft SQL Serverには「Dell EMC Unity」ストレージが追加され、多くの仮想マシン(VM)をサポートするフラッシュ最適化アーキテクチャを提供しながら、要求の厳しいMicrosoft SQL Serverワークロードを実行するために、低いレイテンシーで十分なIOPSを提供するとしている。

 価格は、Dell EMC Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodesが1200万円(税別)から。Dell EMC XCシリーズとDell EMC Ready Bundle for Microsoft SQL Serverは個別見積もり。各製品は、2017年第4四半期(11月~1月)に全世界で提供開始予定。