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富士通、プリント基板に電子部品のはんだ付けを行うSMTラインの作業効率化を支援する「SMT-Assist」を販売

 富士通株式会社は16日、電子部品・デバイス・電子回路製造業の顧客向けに、「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA Service SMT-Assist(以下、SMT-Assist)」の販売を開始した。

 SMT-Assistは、富士通のノートパソコンを製造している株式会社島根富士通で、プリント基板に電子部品のはんだ付けを行うSMT(Surface mount technology:表面実装技術)ラインにおいて、マウンターに装着するリール状の電子部品の段取り替え作業を効率化する仕組みを活用し、30%程度の生産性向上を実現するもの。

 リール1巻ごとにバーコードでIDを付与し、マウンターの情報と照らし合わせて個々の実績を収集することで、リール単位での所在や残在庫数の正確な把握を可能にする。これにより、リール在庫の見える化や高精度のトレーサビリティを行い、適切な段取り替え指示および作業の標準化を実現し、SMTラインの作業効率化を支援する。

 サービスの販売価格は個別見積もり。富士通では、2020年度末までに10億円の売上を目標とする。