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セキュアブレイン、Windowsアプリにランサムウェア対策機能を組み込めるSDK

 株式会社セキュアブレインは12日、Windowsアプリケーションにランサムウェア対策機能を組み込めるSDK(ソフトウェア開発キット)製品「セキュアブレイン アンチランサムウェアSDK for Windows」(以下、アンチランサムウェアSDK)を発表した。ソフトウェア開発企業向けに、同日より販売を開始する。

 「アンチランサムウェアSDK」は、猛威をふるったランサムウェア「WannaCry」をはじめとする各種ランサムウェアをセキュアブレインが解析して開発したもので、ソフトウェア開発企業が利用することで、自社のWindowsアプリケーションにランサムウェア対策機能を実装して提供できるようになる。

 具体的には、ホワイトリストに登録されていないプログラムからのファイルアクセスを監視し、保護対象に登録されているファイルへの不正アクセスを制限することが可能。不正アクセスを検知するとアクセスをブロックし、コールバック登録された関数にログ情報を渡せるとした。

 また、パターンマッチング検知ではないため、新種や亜種のランサムウェアも検知・ブロック可能な点が特徴だ。

 なお、保護対象とするファイルは拡張子、およびフォルダのパスで指定可能。ホワイトリストに登録したプログラムは不正アクセスの監視対象外となり、保護対象ファイルへのアクセスは制限されない。

 動作環境はWindows 10/8.1/7で、いずれも64ビット版、32ビット版の双方に対応する。利用にあたっては、SDKの利用料と再配布ライセンス料が必要。詳細な価格は個別見積もりとしている。

セキュアブレイン、Windowsアプリにランサムウェア対策機能を組み込めるSDK