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テリロジー、ダークウェブの脅威に立ち向かう人材育成のアカデミーを開設
2017年10月6日 14:20
株式会社テリロジーは、サイバー攻撃などの犯罪の温床であるダークウェブの脅威に立ち向かう人材の育成を目的とした「サイバー・スレット・インテリジェンス(以下、CTI)アカデミー」を、10月10日に開設すると発表した。
テリロジーでは、2016年11月にイスラエルのKELAと販売代理店契約を締結し、接続経路を匿名化する「Tor」などのネットワーク上で公開されるダークウェブでやりとりされる情報をモニタリングすることで脅威情報を検知し、契約企業に提供する、ダークウェブベースのCTIサービスを提供している。
テリロジーでは、高度化、複雑化するサイバー攻撃に効果的に対処するためには、従前の要塞化という概念から攻撃の予兆を検知するというプロアクティブな概念への進化が求められると説明。こうした、スレットインテリジェンスを活用するためには、訓練された人材とプロセスが求められるが、そうした人材は圧倒的に不足しているとして、サイバースレットインテリジェンスに対する理解を深め、実践するための養成講座を開設する。
養成講座では、サーフェスウェブやダークウェブのソースから得られる情報を活用し、インテリジェンスに加工したうえで適切な意思決定を支援するためのプロセスを確立する。
トレーニングコースの内容と費用(税別)は、ダークウェブのエコシステムと攻撃者の実像と攻撃手法について解説を行い、インテリジェンスサイクルの仕組みと効果について理解する「イントロダクションセッション(3時間)」が、1人あたり3万円から。
CTIの基本的な考え方やインテリジェンスサイクルの具体的な構成要素、サイクルを効果的に回すための組織について説明する「CTIの概略とインテリジェンスを活用する組織体制(1日)」が、15万円から。
1日コースの内容により実践的な演習を組み込み、過去の事例を参考にしながら実際に自社に対する脅威のアセスメントを行い、インテリジェンスの活用方法を学習する「CTIの概略とアセスメント演習(2日)」が、50万円から。