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テリロジー、ダークネットでやり取りされる脅威情報を検知するスレットインテリジェンスサービスを提供

 株式会社テリロジーは、イスラエルのKELA Groupと国内での販売代理店契約を締結し、匿名性の高いネットワーク「Dark Net(ダークネット)」でやり取りされる情報をモニタリングすることで脅威情報を検知し、契約企業に提供するコンサルティングサービス「スレットインテリジェンスサービス」を11月21日から販売する。

 ダークネットは、Torなどのツールを利用すれば誰でもアクセスできる利便性があり、暗号化された通信技術などを利用することで高いレベルの匿名性が確保されている。一方、利用者の特定が困難であるため、さまざまな犯罪の温床にもなっている。

 このダークネット内のハッカーなどの活動をモニタリングし、悪意ある情報、脅威情報を収集・分析し、蓄積することで、これまでの守りに重きを置いたセキュリティ対策に加え、プロアクティブなセキュリティ対策が実現できるとしている。

 スレッドインテリジェンスサービスを提供するKELA Groupは、イスラエルの元軍関係者が設立したスレットインテリジェンスのエキスパート集団で、ダークネット内の悪意あるハッカーなどの情報をモニタリングし、顧客に分析結果をレポートするサービスを提供している。

 ダークネット内でやりとりされる情報は、KELA Groupが独自に開発した自動巡回技術の自動情報収集ツール「ReDark」により検索、取集し、フィルタリングされ、同社アナリストによる調査、分析結果が契約先企業に提供される。また、APIを経由し、顧客のSIEMなどのシステムに対し自動的にアラートを送信する。

 サービスの料金は個別見積もり。テリロジーでは、大手製造業、大手流通業をはじめ、電力・ガス・水道・鉄道・航空などの重要インフラ事業者などを中心に、初年度の販売額は5000万円を目標とする。