丸紅情報システムズ、米whiteCryptionのアプリケーション保護製品を販売

　丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）は6日、米whiteCryptionと販売代理店契約を締結し、同社のソフトウェア製品「whiteCryption Code Protection」「whiteCryption Secure Key Box」を販売すると発表した。

　今回提供する製品のうちwhiteCryption Code Protectionは、アプリケーションのソースコードを保護する機能により、リバースエンジニアリングや不正使用を防止するソフト。競合ソリューションがバイナリレベルでコードを保護するのに対し、whiteCryption Code Protectionはアプリケーションをソースコードレベルで強化するため、リバースエンジニアリングなどの技術を使用して、機密情報やアプリケーションに含まれるリソースにアクセスすることを防ぐという。

　一方のSecure Key Boxは、アプリケーションが実行中であっても常にエンコードされるホワイトボックス暗号実装技術によって、利用している暗号鍵を保護するソフト。暗号アルゴリズムは、AES、RSA、ECCなどをサポートし、米国、カナダ両政府の連邦情報処理規格「FIPS 140-2 レベル1セキュリティ認証」を取得しているとした。

　MSYSでは両製品を、重要なアルゴリズムやデータを使用したアプリケーションの保護を重視する、デジタルメディア、スマートデバイス、金融といった企業へ、高いセキュリティレベルを実現できるツールとして展開する考え。3年後に5億円の売上を目標としている。