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ITガード、エンドポイント保護製品「AppGuard」を本格展開

感染リスクの高いアプリをコンテナ化・隔離

 株式会社ITガードは5日、エンドポイントプロテクション製品「AppGuard」の販売を本格開始すると発表した。

 AppGuardは、攻撃の段階で脅威を遮断するエンドポイントプロテクション製品。定義ファイル、機械学習、レピュテーション、ホワイトリストなどの「検知技術」型とは異なる、「Isolation Technology」を搭載し、感染リスクの高いアプリケーションを隔離する。

 AppGuardでは、アプリケーションは既にマルウェア感染されている可能性があるものとして、起動時にコンテナ化し、プロセスを隔離する。その上で、プロセスの動作範囲を限定し、通常の動作は可能にしながらも、不正なプロセスやメモリへのアクセスや書き込み、OSの重要なコンポーネントなど、ポリシー違反の動作を遮断、阻止する。さらに、ポリシーを継承することで、プロセスから派生する子のプロセスも自動的に隔離する。

 ITガードは、AppGuardを提供するため、クラウド型の統合管理サービスの運用を日本で最初に開始。7月にプレセールスを開始し、2カ月で5100ライセンスの導入決定に至ったという。

 ITガードでは、2018年3月末までに10万ライセンスの販売を目標とし、2018年秋以降にはスマートフォンやIoT分野での展開も強化していくとしている。