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パナソニック、働き方の可視化を通じて生産性向上に貢献する「働き方改革支援サービス」

 パナソニック株式会社は2日、働き方の可視化を通じて生産性向上に貢献する法人向けサービス「働き方改革支援サービス」を構築したと発表した。2018年2月から順次サービスを提供開始する予定。

 提供予定サービスでは、PC使用時間とアプリケーション使用時間の可視化サービスとして、PCに専用ソフトをインストールすることで、PCの使用状況をブラウザー上で可視化する機能を提供。PC使用時間に加え、アプリケーションごとの使用時間を可視化でき、社員の業務習慣の分析や仕分け、戦略実行のためのリソースシフト検討に役立てられる。

 モバイル環境下での快適なテレワークを実現するリモートアクセスサービスとしては、米NetMotion Softwareが開発・販売するモバイルVPN「NetMotion Mobility」を使用したクラウドサービスを提供。通信制御(自動補正)を行うソフトウェア型VPNで、無線が混雑するような場所で暗号化を維持したまま通信速度を改善でき、テレワークの普及でニーズが高まるビデオ会議ソフトなどを、通信品質が低い環境においても快適に利用できる。

 また、ノートPC「レッツノート」専用サービスとして、脈拍の変動から推定するストレスチェックサービスを提供。PCのフロントカメラによる顔画像から、リアルタイムに脈拍数を測定し、脈拍の変動からストレスレベルを推定する。「血管の容量変化に応じて光の吸収量が変化する」特性を利用し、反射光をカメラで観測することで脈拍を測定。パナソニック独自の撮影画像に含まれるノイズ除去技術により、カメラで観測するだけで脈拍を測定でき、強いストレス状態と推定される従業員の健康管理に役立てられるとしている。

 このほか、既に販売しているレッツノート専用サービスとして、PCの紛失・盗難時に、電源が入っていない状態でも保存されている個人情報や機密データなどのデータを遠隔消去できる「HDD/SSD遠隔データ消去サービス」を提供する。