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パナソニックのB2B向けIoTサービス「μSockets」、長年培ってきた“現場ノウハウ”を生かす
2017年10月2日 15:27
パナソニック株式会社は2日、IoTサービス「μSockets（ミューソケッツ）」を10月より順次サービス提供すると発表した。
パナソニックではすでに、IoT向けテクノロジープラットフォーム「Panasonic Digital Platform」により、家電、住宅、車載、B2Bをつなぎ、新たなイノベーションを生み出す取り組みをスタートしている。
今回発表されたμSocketsは、そのPanasonic Digital Platformを利用し、企業・官公庁向けに提供するB2B向けIoTサービス。パナソニックが持つさまざまなIoT対応商品・デバイスと、同社がこれまで培ってきたセンシング技術や解析技術（エッジコンピューティング技術）、ネットワーク技術、アクチュエーション技術、また企業・官公庁向けシステム納入で培った現場ノウハウを、IoTサービスとして体系化した。
具体的には、画像解析、音声処理、無線通信、高精度測位技術をマイクロサービスとしてクラウド上に展開し、APIとして提供することで、ユーザー企業が必要としているB2Bソリューションを短期間に届けられるようにする。
また、センシング技術とエッジコンピューティング技術により、解析結果を素早く現場へフィードバックするほか、デバイスとμSocketsとの接続方法としては、3G/LTEをはじめとするモバイルコミュニケーション技術とHD-PLCを、IoTデバイスの特性や状況に合わせ、最適な通信手段として提供するという。
加えて、IoT時代の課題となっているサイバーセキュリティ対策についても、暗号セキュリティ技術などを含む独自の技術により、より安心して導入できるサービスを用意しているとのこと。
パナソニックでは、こうした技術を適用して、ユーザー企業の現場で生まれるさまざまなデータをリアルタイムに可視化・分析し、ボトルネックの解消や業務効率改善などの課題解決を支援して、最適な現場環境やサービスの向上を図る考え。さらには、まったく新しいビジネスモデルを生み出すサービス基盤も目指すとしている。
また同社はμSocketsを、10月3日から開催される「CEATEC JAPAN 2017」に出展する。
