ニュース

トッパン・フォームズ、LGWANを利用し安全・迅速なデータ転送を実現する自治体向けサービス

 トッパン・フォームズ株式会社は27日、自治体向けの総合行政ネットワーク(LGWAN)に対応したデータ転送サービス「TFデータ転送システム」を発表した。

 このサービスは、データ・プリント・サービス(DPS)あるいはビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)を受託する際の個人情報を含むデータ転送を、セキュアな環境で行うサービス。

 従来は、自治体データベースから取り出したデータを記録媒体に保存し、それをセキュリティ便でデータセンターへ輸送して、プリントシステムへ取り込む、といった手順が一般的だったという。しかしこのサービスを利用すると、LGWANのセキュアなネットワークを通じて暗号化された状態で転送できるため、データ受領までの時間短縮やセキュリティ向上、コストの削減などを実現するとした。

 データセンターへのデータ送信には、株式会社セゾン情報システムズのファイル転送ツール「HULFT-WebFileTransfer」を採用。LGWANに接続されたPCのWebブラウザから、簡単かつ高速にデータを伝送可能としている。

 なお発表に先立ち、東京都世田谷区役所において、児童手当現況届にかかわるDPS・BPO業務などに採用されているとのこと。トッパンフォームズではサービスの拡販を進め、100自治体での採用を目指す考えだ。