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富士通SSL、マカフィーのEDRソリューションを利用したエンドポイント向けセキュリティサービス
2017年9月21日 13:03
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は21日、エンドポイント向けのセキュリティサービスを強化するため、マカフィー株式会社と、同社のEDR(エンドポイント脅威の検知/対応)ソリューションに関するサービスプロバイダ契約を締結したと発表した。これに伴い、マカフィーのEDRソリューションを活用したエンドポイント対策サービス「マルウェア検知・拡散防止サービス」を、同日より販売開始する。
「マルウェア検知・拡散防止サービス」は、エンドポイントに侵入したマルウェアの検知や自動隔離・駆除を行うサービス。
マカフィーの提供するEDRソリューションは、エンドポイントにおけるマルウェアの検知だけでなく、感染したPCの隔離、駆除に加えて、マルウェアの振る舞いや拡散状況の可視化までをトータルにサポート可能な特徴を持つ。また、ウイルス定義ファイルや機械学習によるマルウェアの検知、業務への影響を最小限にしたマルウェアの封じ込め、振る舞いのクラウド解析など、複数の検知技術により、新種や亜種のマルウェアに対しても効果があるとのこと。
今回、富士通SSLが提供するソリューションでは、同社のSOC(Security Operation Center)で蓄積した脅威情報と、マカフィーのEDRソリューションで可視化した振る舞い・拡散情報をもとに、迅速かつ適切な対処を行って拡散を防止し、従来は時間を要していたインシデント対応の早期終結と工数削減を支援する。
実際にマルウェアが検知された場合は、PCを社内ネットワークから自動的に遮断し、リモートでセキュアにマルウェアを隔離・駆除する仕組みを提供。さらに、マルウェアの一連の動きを把握し、振る舞い・拡散状況を可視化するとのこと。
なお、管理サーバー環境としては富士通のクラウド基盤を利用しており、安心・安全に利用可能なほか、クラウドサービスのため、サーバーの調達やセットアップ、パッチ適用などの運用は不要。ユーザー企業は、モジュールをPCにインストールするだけですぐ利用できるとしている。
価格は、PC1000台の場合で月額230万円(税別)から。富士通SSLでは、3年間で10億円の販売を見込んでいる。