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SCSK、マネージドクラウドのセキュリティをIPSで強化するサービス

 SCSK株式会社は12日、クラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)シェアードモデル」において、IPS(不正侵入防御装置)を用いたマネージドセキュリティサービス「USiZEセキュリティ監視サービス(IPS)」を提供すると発表した。

 USiZEシェアードモデルは、本番システムで求められる基本運用がセットになったマネージド型のクラウドサービス。

 今回提供するUSiZEセキュリティ監視サービス(IPS)では、千葉のデータセンターで提供するUSiZEシェアードモデル(千葉)のユーザー向けに、イスラエルCheck Point Software TechnologiesとSCSKが共同開発した仮想セキュリティゲートウェイサービス「Check Point vSEC Virtual Edition(VE) 月額課金モデル」と、SCSKセキュリティオペレーションセンターのサービスを組み合わせてパッケージ化した。具体的には、不正侵入検知・防御とセキュリティ監視、仮想セキュリティゲートウェイ(IPS機能のみ)の運用をセットにして提供する。

 IPSのセキュリティイベント監視は、SCSKが24時間365日体制で行うほか、システム運用・障害対応をSCSKが代行するため、ユーザー企業の負担を軽減できる点が特徴。オプションとして、SCSKのセキュリティオペレーションセンターがセキュリティイベントを分析し、具体的なアドバイスまで支援するサービスも用意する。

 価格はインターネットの帯域によって異なり、10Mbps~30Mbpsの監視で月額30万円、100Mbps~300Mbpsの監視で月額40万円など。別途、初期費用が個別見積もりとなる。なお、費用には冗長構成2台分の仮想セキュリティ・ゲートウェイ利用料金が含まれているので、新たにIPSを購入する必要はない。

 SCSKでは、2020年3月末までに200社へのサービス提供を目指している。