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MKI、エッジコンピューティング機能などを搭載したゲートウェイを含む「MKI IoT基盤」を提供開始

 三井情報株式会社(以下、MKI)は29日、ルーターやエッジコンピューティング(AI制御)などの機能をワンボックス化した「MKI Intelligent Gateway」を含む「MKI IoT基盤」を、8月より提供開始すると発表した。

 また、これに伴い、MKIが提供するクラウド型省エネルギーマネジメントサービス「GeM2」を「MKI IoT基盤」に移行すると発表。GeM2はすでに約540拠点に導入済みで、MKIではMKI IoT基盤に移行したGeM2について、大型ショッピングセンターやスポーツジムなどをターゲットに、今年度100拠点の新規導入を目指す。

 GeM2は、対象設備の空調を自動的に見える化・制御し、快適な環境を保つ省エネルギーマネジメントサービス。これまで提供されていたGeM2のサービス基盤では、導入拠点およびセンサー側の機能は、ルーター、エッジコンピューティング(AI制御)、センサー親機と3つのハードウェアに分かれていた。

 MKIでは導入および運用側の利便性・効率性向上を目指し、これらの機能を1つにまとめ、MKI Intelligent Gatewayとしてハードウェアをワンボックス化した。これにより、サービス導入までの期間短縮と、製品故障率の低減が可能になると説明。また、MKI Intelligent Gatewayを通して収集した各種データについては、分析を行い、AIの精度を向上させていくとしている。

 また、MKI Intelligent Gatewayに加え、ネットワークにIoT通信ネットワーク、クラウドにマイクロソフトのMicrosoft Azureを活用した「MKI IoT」基盤を新たに提供。基盤上で提供する最初のIoTサービスとして、GeM2をMKI IoT基盤に移行する。

 MKIでは今後、MKI IoT基盤上で新たなIoTサービスを展開していくほか、すでに提供している他のサービスも順次移行していく予定としている。