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キヤノンITSとPTC、メーカーにおける設計・開発業務のリモート作業を可能にする「スマートPLMサポートサービス」

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)と、PTCジャパン株式会社(以下 PTC)は24日、メーカーにおける設計・開発業務を、在宅でもリモートで作業が可能となる「スマートPLMサポートサービス」を発表した。

 スマートPLMサポートサービスは、製品の企画、製造、出荷、販売、保守までの情報を一元管理できるPLM(Product Lifecycle Management)をクラウド基盤上で展開する、PTCの「PTC PLM Cloud」と、PLMを素早くスタートさせるために独自開発をしたツールを取り入れたキヤノンITSのエンジニアリングサービスを組み合わせることで、時間とコストを大幅に削減しながらPLMを迅速に立ち上げることを可能にする。

 さらに、キヤノンITSのクラウド型テレワーク支援システム「テレワークサポーター」により、在宅勤務者やサテライトオフィス、開発パートナーなど勤務場所に関係なく、チームとして勤務状況と作業状況を共有しながら、ローカルマシンに設計データを残すことなく、安全で生産性の高い設計環境を実現する。

 リモートでのワークスタイルが浸透することで、企業全体における従業員の満足度向上が見込まれ、企業アセット(ビル、事務所、電気代など)の見直しやBCP(事業継続性計画)の観点でも、大規模災害で従業員が会社に出社ができない状況において事業継続に対応できる環境の構築が可能になるとしている。

 サービスの価格は、PTC PLMクラウド基本ライセンス(15ユーザー)、テレワークサポーター(5ユーザー)、エンジニアリングサービス(初期環境セットアップ、基本項目設定、スタートアップ教育)が含まれる場合で、年間1200万円(税別)から。発売時期は9月上旬。