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デジタルアーツ、暗号化したフォルダー内のファイルを直接編集できる新機能を搭載した「FinalCode」新バージョン
2017年8月24日 12:14
デジタルアーツ株式会社は、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」について、PC上に保存しているフォルダーを丸ごと暗号化する機能「セキュアコンテナ」を搭載したVer.5.3を、8月29日に提供開始する。
FinalCodeは、ファイル単位で指定した人やグループのみが閲覧できるように制限できるファイル暗号化ソリューション。保護されたファイルが流出してしまっても中の情報が漏えいしないほか、いつでもリモートから権限変更や一括消去ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けられる点が特徴となる。
従来のFinalCodeでは、1つ1つのファイルを暗号化することでセキュアな環境を提供していたが、暗号化された複数のファイルを同時に開き、相互に参照しながら業務を行うことが仕組み上できず、利便性に課題があった。
新バージョンに搭載されるセキュアコンテナ機能では、1つのファイルごとに暗号化するのではなく、ファイルが格納されているフォルダーそのものを丸ごと暗号化し、フォルダー自体をセキュアな領域と定義することで、フォルダー内のすべてのファイルを並行して開くことが可能になる。指定された権限の範囲で、これまで同様のセキュリティを担保し、セキュアコンテナ内のフォルダーやファイルは「FinalCodeエクスプローラー」で閲覧でき、Windowsエクスプローラーのような操作を行うことができる。
また、新バージョンでは、AutoCAD、Illustrator、Photoshopの各アプリケーション対応を強化。CADファイル、デザイン系ファイルを取り扱う業務においても、セキュアコンテナを利用することが可能になり、ファイル同士を参照しながら業務を行うことができる。
さらに、ZIPファイルについてもセキュアコンテナの機能が利用可能となり、ZIPファイル内のファイルについてもFinalCodeエクスプローラー上で直接編集し、保存することが可能になる。
このほか、暗号化ファイルのメタ情報として「タグ情報」を付与できるようになり、タグ情報によるファイル検索が可能とした。これにより、単なるアクセスログ検索だけでなく、タグ情報によるファイル検索が可能になるため、ファイルの管理性の向上や、タグ情報を使ったシステム連携を実現する。