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デジタルアーツ、パスワード不要のファイル暗号化・追跡製品「FinalCode Ver.5」
導入規模・形態に合わせて選択できる2エディションを用意
(2016/1/12 13:01)
デジタルアーツ株式会社は12日、パスワード不要のファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」の新版「同 Ver.5」を、1月11日よりグローバルで提供開始したと発表した。
FinalCodeは、ファイル単位で指定した人やグループのみが閲覧できるように制限できるファイル暗号化・追跡ソリューション。利用できるユーザーが制限されているので、ファイルが流出しても中の情報が漏えいせずに済むほか、いつでもリモートで権限変更や一括消去ができるため、ファイルが手元を離れた後でも管理し続けられるという。また、暗号化したままファイルを社外に渡す時でも、社外のユーザーに費用はかからないとのこと。
今回の新版では、1つのファイルに複数の権限セット(ファイル閲覧者・ファイル操作権限の組み合わせ)を設定できるようにした。例えば、マネージャーと一般社員、社内と取引先など、人・グループごとに、あるいは期間によって異なる権限の設定を行える。
また、工事や建設の現場、飛行機での移動中など、インターネット環境がない場所でもFinalCodeのファイル制御をかけたまま閲覧・編集が可能なオフライン閲覧機能を、有償オプションとして提供する。
ラインアップには、暗号化・ログ管理・リモート権限管理とローカルフォルダー自動暗号化といった基本機能を利用できる「Business Edition(クラウド版)」と、FinalCode Ver.5の新機能をすべて利用でき、全社・大規模での運用に必要な管理機能も備えた「Enterprise Edition(クラウド版/オンプレミス版)」を用意した。Enterprise Editionでは、共有フォルダーの自動暗号化にも対応するほか、ユーザータイプのカスタマイズ、IPアドレスやデバイスの制限設定、統合ログ管理連携などが利用可能だ。
価格は、Business Editionが1ライセンスあたり月額2000円、Enterprise Editionが1ライセンスあたり月額3600円で、ボリュームディスカウント価格も用意される。オフライン閲覧機能は年間50万円で、両エディションともに利用可能。
なお、FinalCodeはユーザーインターフェイスの表示言語を日・英2カ国語表示から選択でき、現在は24カ国で利用実績がある。デジタルアーツでは、「今回のFinalCode Ver.5からグローバルのIRM市場でも通用する機能と品質を兼ね備えたことにより、日本だけでなく、海外での導入実績もより拡大することを期待している」としている。