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NECネッツエスアイ、クラウドPBX「ネッツボイス」のオンサイト型サービスを販売開始

 NECネッツエスアイ株式会社は3日、クラウド型PBXサービス「ネッツボイス 音声クラウドサービス(以下、ネッツボイス)」について、オンサイト型サービス「ネッツボイス・ライト」の販売を開始した。

 ネッツボイスは、事業所内や事業所間での内線・外線通話、FAX通信などを実現する音声コミュニケーションシステムを、月額料金体系で提供するクラウドサービス。

 新たに提供を開始するネッツボイス・ライトは、顧客施設にネッツボイスのサービスサーバーを設置し、音声コミュニケーションシステムを提供する月額制のサービス。クラウドサービスとして提供するネッツボイスに対して、顧客施設とデータセンターを接続するための専用ネットワークが不要となるため、100内線規模で月額11万円程度(税別)からと、トータルコストを抑えて利用が可能になるという。

 また、これまでのネッツボイスの特徴である、コストメリットや柔軟性、他のシステムとの連携やスマートフォンの内線化による音声コミュニケーションシステムはそのまま、オンサイトのサービスサーバーから利用が可能。2017年9月には、IP多機能電話機や回線ゲートウェイなど各種デバイスを月額サービス型で提供する「端末レンタルオプション」の販売も予定する。

 NECネッツエスアイでは今後、セキュリティポリシー上の制約などでクラウドへ移行できない顧客や、コスト面がクラウド化のネックとなっていた顧客にネッツボイス・ライトを展開。ネッツボイスと合わせたコミュニケーション基盤サービスの提供により、5年累計で70億円の売上を目指す。